ダンプトラック

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大型ダンプの特徴や注意点は?中古の大型ダンプの選び方やおすすめ車種も紹介! | トラック情報コラム | 中古トラックのステアリンク

通称でダンプカーと言われていますが、正式名称は『ダンプトラック』です。

数多くあるトラックの中の一種類なのです。
この『ダンプ(dump)』とは英語で『重い荷物などをどさりと降ろす』(研究社 新英和中辞典から)という意味です。
ダンプトラックはモノを運ぶという意味では一般的なトラックと同じですが、それを目的地で人力を要せずに一気に降ろすことが出来る(ダンプ出来る)ことがトラックとの違いです。
そしてダンプトラックの主となる積載物は建設工事で扱われる土砂であり、主に建設工事で使用されることの多いトラックです。

ダンプトラックはその成り立ちから建設工事においてもインフラ整備事業などの大規模な建設工事において活躍してきましたが、現在は種々に渡って発展した各業界の産業用移送機として様々なモノを運んでいます。
ダンプカーは、荷台に土や砂などをのせて運はこびます。大きなダンプカーは大きなディーゼルエンジンで動いているので、人間約200人分の重さの約10トンもの荷物が一度に運べます。(10トンダンプの場合)
ダンプとは英語で「どさっと捨てる」という意味で、荷台をかたむけて、荷物をどさっとおろすことから、ダンプカーという名前がつきました。


ダンプにもいろいろな種類や大きさがあります。

〈2tダンプ〉

最大積載量2t、車両総重量5t未満のダンプです。

  • 全長:約4690mm
  • 全幅:約1690mm
  • 全高:約1970mm
  • 床面地上高:約870mm
  • 荷台長:約3050mm
  • 荷台幅:約1600mm
  • 荷台高:約320mm

最大積載量が2tのダンプは、小型ダンプに該当します(小型:最大積載量3t以下、車両総重量5t以下)。

準中型免許 5t未満限定 で運転できます。
 


〈3tダンプ〉

3tダンプは、最大積載量3t程度で車両総重量は6t程度です。

3t車の車両寸法

  • 全長:約4690mm
  • 全幅:約1690mm
  • 全高:約1990mm
  • 床面地上高:約870mm
  • 荷台長:約3050mm
  • 荷台幅:約1600mm
  • 荷台高:約320mmまたは約370mm

2tダンプと3tダンプは、車両寸法が若干違うだけでどちらも小型貨物に分類されており、一見しただけでは見分けがつきません。

2tダンプと3tダンプの明確な違いは、最大積載量です。

2tダンプは、車両総重量5.0tを超えないために、最大積載量を2.0t程度に抑えています。一方、3tダンプの車両総重量は6.0t程度、最大積載量は3.0t程度です。

車両寸法があまり変わらないのに、たくさんの荷物を運ぶことができる3tダンプには一見メリットしかありませんよね。

しかし、車両総重量が増えることによって自動車重量税が増税され、最大積載量が増えることによって自動車税も増えます
2tダンプと比較すると維持費が余計にかかってしまうというデメリットもあります。

準中型免許 で運転できます。


〈4tダンプ〉

最大積載量3~6.5t、車両総重量11t未満のダンプです。

4t車寸法

  • 全長:約5,460mm
  • 全幅:約2,230mm
  • 全高:約2,490mm
  • 床面地上高:約1,150mm
  • 荷台長:約3,400mm
  • 荷台幅:約2,000mm
  • 荷台高:約360mm

中型免許証 8t未満限定 で運転できます。


〈10tダンプ〉

最大積載量6.5~11t、車両総重量6.5t以上のダンプです。

  • 全長:約7,670mm
  • 全幅:約2,490mm
  • 全高:約3,300mm
  • 床面地上高:約1,620mm
  • 荷台長:約5,100mm
  • 荷台幅:約2,200mm
  • 荷台高:約520mm

10tダンプとは大型ダンプとも呼ばれていて、見た目のとうり、
タイヤが10個あることから、業界では10輪とも呼ばれています。

大型免許証で運転できます。


深型ダンプ

因みにダンプといえば一般的には土砂や砕石などを運ぶものと思われがちですが中には【土砂禁止ダンプ】という土砂を積むことができない【深型ダンプ】というタイプがあります。

深型ダンプで運ぶものとは土砂以外の軽量物を運搬します。

土砂禁ダンプを使う時には、「土砂を運搬しない」ということを明確に提示するために「土砂等運搬禁止」表示義務が課せられているのです。

上記の理由があり、土砂禁ダンプはがれき類や鉱さいを運搬することができないので、積載物には十分な注意が必要となります!


ダンプトラックにはその他にも用途に応じて使い分けるいろいろなタイプがあります。

ローダーダンプ

土砂運搬も建機機械も運べる1台2役のダンプトラック。

ラジコンもしくはリモコンスイッチの簡単操作で、荷台を後方にスライドさせ、傾斜をつけながら、
後端を路面まで下げます。
これにより荷台への小型建機などの積み込みが安全性高く、スピーディに行えます。

強化ダンプ

荷台部分の床板を丈夫に強化したタイプを強化ダンプといいます。

通常のダンプより床板が厚く作られているので、荷台が壊れにくくなっています。

しかしデメリットがあり床板の鉄板が作られているのでその分重くなるので積載量が少なくなってしまいます。

3ダンプ

3点ダンプとは、荷台が後ろだけでなく左右にも上がるタイプです。

                                            

Lゲートダンプ

Lゲートダンプ(Fゲートダンプ)とも言います

Lゲート(Fゲート)ダンプと一般的なダンプトラックとの違いは、テールゲート(リアゲート)の開き方にあります。テールゲートとは、荷台後部にある土砂などの貨物を排出するための扉のことです。

通常ゲートだと隙間より大きなコンクリートやアスファルトや岩などをダンプする際に引っかかってしまいますが、Lゲートだとスムーズに降ろすことができます。

Wキャブダンプ

クレーン付きWキャブダンプ

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